アイツんなかのアクアリウム

「ふつう」の青年の頭の中を駆け巡っているサカナたち。そのスケッチ

学び続ける姿勢を持ちたいなって話

私は勉強することが好きだ。でも特別に勉強ができるわけでもないし、勉強した事柄を誇らしく話すわけでもない。ただ、知らなかったことを既知の範囲に収めて、自分もその知識を用いて話をできるようにすること。そして、新たな思考回路を形成していく過程がたまらなく面白いと思う。言うなれば自分で乗り物をカスタムして知らない世界に旅するような感じ。そして行き先で新たなパーツを入手する。このサイクルを回すのが楽しい。

勉強する目的は人によって様々だと思う。自分の身を守る目的でコンピューターサイエンスを学ぼうとしている後輩を私は知っているし、大学受験のために勉強している人が多くいるというのは疑いようのない事実だ。学ぶこと自体を楽しむというのは案外稀な価値観なのかもしれない。みんな資格だったり、仕事だったりと活かせるような勉強をしている気がする。この点で私は少し疎い。学んだことを確認するために資格を用いるのは良いことだと思う。ただ、資格のための勉強をしている人は、なんだか私にとっては「とっても先を考えられる人」として写ってしまうのだ。自分の計画性のなさからこの価値観は生まれると思うとまだまだ私は幼いなと思う。

私が大学に進まなかった理由で大きいのは病気の治療と、それに悪影響を及ぼしかねない家庭環境からの脱出だった。しかし、実はなにを学びたいのかを決めきれなかったという側面も大きい。いろいろな分野をかじりながら本当に学びたいことを数年かけて見つけていけばいいと思っていたから、大学受験である程度学びたい分野を狭められるというのはストレスだった。当然東大とか海外大リベラルアーツとかっていう選択肢を知らなかったわけではない。けれど、その選択肢を取るには経済的にも計画性にも無理があった。今年はミネルバ大学の受験をしてみようとは思っているけど、正直受かる可能性は低いだろう。こうなると自立した生活とともに勉強の習慣を身に着けなければという話になってくる。

一人暮らしが始まって考えさせられたのは時間の使いかたの難しさだ。時間はたくさんある。やるべきこともたくさんある。やるべきことが早く終わったときの時間の使いかたを考える必要性を今、改めて感じている。例えば今日はやることが少なくて勉強に使える時間がたくさんあった。しかし、そのうちの数時間はゲームに消えることとなった。目先の快楽に押し負けて長期でやりたい勉強から目をそらしてしまったのだ。今、振り返るとこの時間の使いかたは後悔を生む。後悔しない時間の使いかたを意識しながら毎時間生活していきたいと思う。未来から戻ってきたときに今と同じように使うだろうか。このことを常に問いながら生活していけば、私に足りない計画性とやらも養われるのかもしれない。

勉強したいというハングリー精神を保つためには環境も重要だと私は思う。最高なのは大学に行けることだが、できない以上今の生活に即して考える必要がある。幸い母校で勉強を教えるという仕事に就いたから、生活保護関連でなにか言われることはしばらくはないと言える。その仕事のために私は本を読んで勉強することができる。素敵な環境を構築できたものだ。また、SNSの身の回りにも恵まれている。大学生や高い知能を持った人が多くいるから、こちらも励まされて勉強する気が強くなる。記憶術のトレーニングに取り組もうとしたのも、思えばついったがきっかけだった。今はあまりできていないが、普通に生活していたら遭遇する機会は殆どなかっただろう。運がいいのだ私は。ツキが最近になって回ってきた。ありがたいことだ。

今の環境も捉えようによっては悪くない。2年間は家賃0円でGHに入っていられるし、その間生活保護を受けることができる。大学に行けたら生保は打ちきりになるけれど、親戚が支援してくれるなんて話を風のうわさで聞いた。今この文章を書けているのも給付金をPCに使えたからだ。毎日文章を作って、人に公開する。文章がうまくなっているとは思わないが、量を書く練習にはなっているともう。付き合ってくれている読者の方に感謝したい。

今月は先月苦しかった分保護費が多くもらえている。だからさらなる投資をしてみようと思っている。まずAmazon Kindle Paperwhiteを購入しようと思う。これは紙の本の保管場所に困っているというのとKindleを使うと新書等が安く手に入るということを見越しての判断だ。紙出ない形態の読書は初めてで紙の本同等の学びを得られるかはまだ未知数だが取り組んでもいいのかなと思った。そして以前やっていていまはお休みになっている「やりたいことまとめ」の記事。これを近いうちに再開したいと思っている。どうやって透明性を保とうかという悩みはあるが、なんとか解決してやっていきたい。

これからも学びのために考え、行動に移していきたいと思う。どうぞよろしく。


このサカナ<思想>のオーナー、もりきよのついった。餌<コメント、いいね>がほしい。サカナたちが喜ぶ。