アイツんなかのアクアリウム

「ふつう」の青年の頭の中を駆け巡っているサカナたち。そのスケッチ

習慣にならない”習慣のタネ”の育て方について

生活している中で自分のスキルアップやより良い生活を目指して新たな習慣を始めようとすることは珍しいことではない。定番の英語の勉強、朝活の読書、モーニングページ、バレットジャーナルなど。日々新しい習慣がメディアで報じられ、習慣にしたいモノはあふれているといえる。これらを全部取り込むことは当然難しい。そしてひとつの習慣でさえも続けるのが難しいという人も多くいるだろう。私もその一人だ。今まで「毎日TEDを1エピソード聞く」、「英文法書を毎日1節読んで問題を解く」、「日誌帳を用いてタスク管理を行う<アイビーリーメソッドを使う。これは今日から再開したい>」など。どれも時間としては1日30分もかからないものばかりである。どうして続かないのだろう。習慣化できないことはプラスがなくなるだけでプラマイゼロというわけではない。そこにかける意志力と労力、時間そして教材費の分マイナスだ。幸い、習慣化を考えたときに失敗例しかないわけではない。今後習慣からなくなることを考えると準成功例というべきだろうが、習慣かできそうなものがいくつかある。このブログ、読書、プログラミングの勉強<始めたばかり>などがそうだ。ついったゲームみたいなものだから加えることに抵抗がある笑 これらは何が違ったのだろう。習慣化のヒントをそこで見出せたらと思う。

本当に習慣化する必要があるか再考する。

まず習慣化ということを考えるのに必要なのは無駄なものは入れないということだ。遊びの時間も必要? それはそうだろう。だが、それらは習慣にしようと意気込まなくても惰性でできるのではないか。私は引き算がそれ以上できない生活に様式美を感じる。まず大切なのは習慣化するにあたって、不要なものを入れないように吟味するということだ。トライアンドエラーが必要になることもあるかもしれない。が、考えてわかることはあらかじめ予測して避けておこう。私は何かを習慣化しようとするとき、その事柄を重大視しすぎる癖がある。「英文法のミスが自分でわかって、すばやく修正できたらどんなに素敵だろう。世界中の人と文通できるかもしれない」。確かに英文法のミスが少ない方が恥をかくことは減るだろう。ただ、それは必須のスキルではない。いまや文法をチェックするツールやサービスは沢山あるのだから。今、本当に1日の活動時間のうちの貴重な30分を毎日使ってやるべきことはこれだろうか。思い立ってすぐに決行するのは結構なことだ。が、この先ずっと続けるかといったら話が変わる。これから先、期限があるにしろ1日の活動時間の34分のnを使うべきことなのか<活動時間17時間、そのことに(30×n)分使うと想定>。思い立った人また別の日に、じっくり考える必要があるだろう。シンプルなときが一番強い。習慣もシンプルで力を最大限発揮できるものを選ぼう。

何度もはじめる

習慣にすることは毎日の生産性に関わることであることが多い。長期の目標に向けての努力も大事だが、強くモチベーションを保つことは難しい。第1段階で必要ないと気がついた? やったね。無駄な習慣に手を出さずに済んだわけだ。必要ないと判断したタネは長く続けるのではなくて、単発で何度も繰り返そう。必要ないと判断されたものは長期の目標に関わるものが多いと思う。私はそうなのだが、この場合そうする方が時間のロスこそあれ、定着するし効率的だと私は思う。双極性障害ゆえの考え方かもしれないな。習慣化すると決めたものもまずは始めてみよう。行動に移すというのは習慣化だけでなくあらゆることの基盤だ。大体の筋道<どのような習慣にするか>が決まったら、行動して修正する。これを繰り返す。そうしているうちにおのずと最適化されてくる。とはいえ私はこのプロセスが苦手だ。何かもっといいアイデアがあるのではないかと考えて、行動をほっぽりだしてしまう。しかし、思考の飽和点は案外すぐに来てしまう。予想できない要素がシミュレーションの中に入ってきたら、思考の飽和点が近いかもしれない。私はこれを目安にして思考から行動に移すようにしている。まずは行動に移すことこれが大事。習慣にしたいモノなら改善の余地をわざと残して改善を楽しみながらやるのも工夫のひとつだろう。

無理なく続ける仕組みを作る

無理なく続ける仕組み作り。これは何も目標を下げろとかそういうものではない。自分の特性を把握して、それに応じた仕組みを作ろうとそういうことだ。たとえば私の場合だと、話すこと<議論すること>が好きで勉強の成果を互いに報告しあえる環境があると良いことに気がついた。そこで生まれたのが友人との作業・読書会だ。ここでは通話を繋げっぱなしにして、読書や勉強、作業をする。基本は30分~1時間作業し、休憩時間は談笑する。休憩の間は何を勉強しているのかや本の要約、それに対する感想や似た事例等を話す。ということをやっている。相手が勉強しているという親近感と通話が繋がっているという多少の緊張感、そして作業後の会話か面白くてこの会を続けている。作業の効率も上がる。SNS等を確認することがなくなるからだ。私の場合、今のところこの作業会が適した仕組みのようである。失敗例としてはツイキャスがある。話し続けるあまり作業に集中できなかった。この無理なく続ける仕組み作りというのは言い換えると物事を楽しいことに変換しよう! とそういうことなのかもしれない。SNSが好きな人は成果をSNS上に報告するするのが良いかもしれない。結果が帰ってくることが好きな人は資格試験を活用するのも手だろう。物事それ自体がつまらなくても、面白くなるものを付随させることで面白いと錯覚させるのだ。そこに習慣化の鍵は在ると思う。

終わりに

今日は習慣化について書いた。私の日誌も何かしらの形で継続できれば良いが。今の作業会はかなり気に入っているので、今後もずっとつづけられたら良いなあと思う。このサカナ<思想>のオーナー、もりきよのついった