アイツんなかのアクアリウム

「ふつう」の青年の頭の中を駆け巡っているサカナたち。そのスケッチ

ノートをとる生活、はじめました

私はものを書くのが好きなのかもしれない。最近になって気がついた。ついーとを毎日たくさん作って、ブログを書いて、SSを書いて......。周りから見れば既に文章作成マニアなのかもしれない。というのも今日、このブログを書こうとするときに「構成も考えるようになっているし、文章作成がクセになってる?」と感じたのだ。

ただ、私の文章には弱点がある。構成が弱いことと、似たようなことを書きがちだということだ。

私は自分の癖を活用してこの弱点を改善できないかと考えている。その癖とは自分の頭<意識>と会話することだ。

宙を見上げて目のピントをものから外す。すると「〇〇って△△ではないか?」「いや、✕✕の時を考慮するとそうではない」、「大まかに説明するならこうだよね」などなど頭の中が騒がしくなる。意識的に質問を投げかけたり、答えに対していちゃもんをつけることもある。正直誰と会話しているのかわからないが、いつでも話し相手がいる。

しかし、その会話の質は時間が経過するにつれて落ちているのを感じている。以前の質問の反芻になっていたり、或いはただの言い換えだったり。学びの質が落ちているのだと気づいてがっかりすることが少くない。私も年をとったのだろうか?そうでないとは思いたい。同じ質問と応答を繰り返すよりは、新しい試行錯誤でより広範な学びをしたいものだ。

そこで私はメモを書くように決めた。形に残って見直せる形に思考の跡を残しておくことで、成長し続けようと思ったのだ。この決定は3日前のものだからまだ習慣にはなっていないが、既にいくつかの良い変化を感じている。

メモと言ってもついったやGoogle Keepなどのデバイスに依存するものとノートや紙等アナログなものがある。私はどちらも利用するが、今日はその役割分担を書きながら探っていきたい。

まずはついったとGoogle Keepに代表されるデバイス依存系のメモだ。

これらはかなり長い間使っている。Google Keepはもうすぐ1年利用することになるし、ついったは4年くらい使っている。もっともついったをメモ的に利用し始めたのは今年に入ったからだから、まだ9ヶ月とも言える。とはいえ今メインでに使っているのはこれらのメモだ。

ついったには自分の感情の変化をよく投稿する。その日の天気だったり、散歩して見つけた美しい色合いの植物だったり。散歩をするときにはスマホはだいたい手に握りしめているため写真や心に浮かんだことを素早く投稿できる。そのため、瞬間的な感情を捉えることができる。後から検索することは稀だから備忘録< memorandum>としてはあまり役に立っていない。だが、感情を言語化することにはとても優秀なツールだ。

Google Keepはついったより記録が残しやすい。TODOリストの順序の移動ができるので、AKDリストやほしい本リストを書くのに使っている。編集の可塑性が丁度いい。また、ファイル名をつけて整理もできるため、SSのタイトルや診察の記録等も残している。必ずしもGoogle Keepを使う必要はないのだが、どこからでもアクセスできる利便性とスマホですぐに開けるところがとても気に入っている。

続いて紙のメモだ。私は現在2つのノートを使っている。1つはA5サイズの自由帳でもう1つはB6サイズの読書帳。

A5 の自由帳は最近になって使い始めた。そこにはハイレンジIQテストの問題を書いてみたり、日常の中で見つけたライフハックを書いてみたりしている。正直まだ書き方に慣れていない。

その中でも気がついたことはこの自由帳は考えをまとめるのに都合がいいということだ。

ブログに書きたいテーマを書き出して、その中から書けそうなお題を下のスペースに展開する。SSの考えられる展開を見開き2ページに書き出す。少し複雑な調べごとをまとめるときにも使う。

紙のノートは曲線や印を後から付け加えるのが容易だから良い。また、カード等を使えば有機的に整理も可能である。そして、ついったのように流れていくこともない。頭に定着させるなら紙のノート一択だろう。

読書ノートはスマホにつけてもいいのだが、とある理由からB6のノートを使っている。

それは自身の要約力をつけることだ。

読書ノートに書くことは決まっている。著者名、タイトル、読みはじめの日と読み終えた日、1行の要約と1行の感想、ついったでシェアしたかどうか、手元においておきたいかどうか。この8項目だ。見開き2ページで10冊分書ける。そして10冊書き終えたら、その中からベスト本を選ぶのだ。

後からアウトプットするつもりで読むから読書の効率も上がる。

読書ノートは第2の本棚のような存在だ。自分がなんの本を読んでいる途中なのか、または読み終えたのかがすぐに分かる。気になった本は再び取り寄せることが可能だ。

正直読書ノートはGoogle Keepに書くことはないと思う。スペースの起きさが丁度いいし、パラパラとめくって様々な本を検索できるからだ。気になる人は試してみてほしい。

紙のメモはデジタルなメモに比べて記憶に残りやすいことは様々な記事で紹介されている。私自身、紙に書いた思考はスルスルと頭から出てくるのを感じる。紙にメモを書く習慣をつけることで、確かな思考力がつくと私は信じている。

今回はデバイスのメモとアナログのメモについて書いた。どちらも思考の残渣を残す行為ではある。しかし、スマホを利用するメモは素早く取れて忘れやすい。対してアナログのメモは取るのに時間はかかるものの記憶に残りにくいことを再確認した。

正直私の自由帳はもっと良い使い方があると思う。ついった、Google Keepをメインで使いながら、思考するときにはノートをうまく使っていきたいものだ。

こんな使い方があるよ!等アドバイスを頂けたら積極的に試していきたい。

私は案外デジタルメモ派なのだと再認識した。おもしろい。


このサカナ<思想>のオーナー、もりきよのついった