アイツんなかのアクアリウム

「ふつう」の青年の頭の中を駆け巡っているサカナたち。そのスケッチ

8月に入って、身の回りの変化

8月も約3分の1が終わった。セミが大きく音を響かせるようになって、夜は暑さで寝苦しくなった。今日はうちに扇風機が2台届いた。母が購入したらしい。この分だと月末には財布の中身が尽きて、麺料理ばかりになるだろう。この家では麺料理はお金がないときの風物詩のようになっている。米が買えないからだそうだ。来月は電気ガス携帯が止まるかもしれない。そんなリスクを背負ってまで扇風機を買ったのだ。果敢な決断だと思う<おそらく母はろくに考えずにこの決定を下したのだが>。せっかく買った扇風機も1つは使いものにならないらしく、私の机の上に置くことになった。ごうごうと大きな音を立てながらぬるい空気を吐き出している箱が、積ん読の隣においてある。異様な光景だが面白いのでほうっておく。

8月に入ってからのこの8日間は私にとって変化の大きな期間となった。まず公民館が使えなくなって日中に出かける場所がなくなってしまった。そして妹が妹の友達の家に泊まりに行っているため、母妹喧嘩がなくなって家が静かになった。

公民館を失った影響はかなり大きい。正確に記述すると、全く使えなくなったわけではない。夏休みの期間中、私が普段使っていたスペースが小中学生の利用に限られるということだ。団体として利用する分には私も使える。しかし、1つの団体で部屋を1日中貸し切りにすることは不可能なため、事実上使えないと言っていい。朝食を食べ、本を整理して公民館に行く。本を読み終え次第隣接する図書館に本を返しに行く。休憩時間にも図書館に雑誌を読みに行く。朝早くから夜遅くまで使えること、昼に退出する必要がないことが最大の利点だ。騒がしくて集中できない家から離れられる。離れた7時間強は読書や勉強に当てられる。非常に充実した時間だった。私の知的な生活を支える基盤になっていると言っても過言でないと思う。これを失った。日中に活動する拠点を失った。

2つ目は少なくとも一時的には良い変化だ。妹は仲の良い友達の家に遊びに行っている。山での川遊びや温泉に連れて行ってもらったりしているらしい。うちには車がないから、この家の構成員にとってそういう経験は稀有だ。妹はASDADHDの傾向があるため、母は他所様の家に迷惑をかけてはいないかと心配している。その心配をよそに、本人は「うまくいっている」と豪語していた。本当だろうか?。この5日間くらいは妹の友達の家<正確に言うとその祖母の家らしいが>に泊まっている。ありがたいことに、喧嘩の相手なしでは喧嘩はできない。家の空気は静かで比較的穏やかな状態を保っている。母は気を利かせて妹の泊まり先にビールや食料品を持っていっている。本人の気が付かないところで気を回しているのだ。これが後で喧嘩の火の種になりそうで私はヒヤヒヤしている。妹は明日帰ってくる。

私は以上の2つの変化からここ数日は昼夜逆転で家での生活をしていた。これが外に出れない環境でストレッサー<言い換えずにいえば母なのだが>を避ける最善手だからだ。しかし、この生活は読書や文章づくりには向いていない。自分の机は両サイドに積ん読が頭より高くそびえ立っているため、気が散って集中できないのだ。これを私はなんとかしたい。明日妹が帰ってくると、きっと2人の喧嘩で空気が張り詰め、ストレッサーはより鋭くなる。そのために日中活動先を用意したいと言うのが本音だ。候補は、他市の図書館or公民館か大学に潜るの2つだ。お金がかからないこと、日中ずっと使えることが条件だとこうなる。今の所潜れそうな大学は3つほど。GHの入所は9月頭になりそうだ。それまでなんとか凌げるといいなと思う。

約2週間ぶりの更新。まさかここまで自分の生産能力が低下するとは思わなかった。夏は怖い。このサカナ<思想>のオーナー、もりきよのついった