アイツんなかのアクアリウム

「ふつう」の青年の頭の中を駆け巡っているサカナたち。そのスケッチ

私の音楽体験について

今日も薬の血中濃度が高くなるような飲み方をしてしまった。非常に不本意である。めまいがするし、気分も悪い。そんな中書くのなら何かライトな話題が良いと思った。そこで思いついたのが音楽だ。今日は音楽について書こうと思う。<結局この時点で体調が悪すぎてベッドに行った。ここから先これを書いているのは5月30日の私である。いや、それにしても具合が悪い>。私は世間の音楽の流行にはとても疎い。小学校高学年まで「嵐が歌うってどういうこと? そんなひどいの今回の台風は」なんて言っていたくらいだ。そのくせ小学校の4,5年でブラスバンドに所属して『果てない空』吹いていたりするのだが。この曲に歌詞がついていて誰かが歌っていることを知ったときは心底驚いた()。

私の音楽に関する遍歴はこのブラスバンドに始まったように思う。それまではごく一般的な小学生だったと思うからだ。それまでは音楽の授業で歌う、リコーダーや鍵盤ハーモニカを演奏する。その域を出なかった。しかしブラスバンドに所属したことでチューバを吹き、祖母のつてによりオーケストラのコンサートに行くことができるようになった。これが一般的な感覚から私を分け隔てた要因のひとつだろう。 また、大衆音楽、J-Popに対する興味がすこぶる低かったのも要因のひとつだと思う。おかげでほぼインストしか知らないといった状態になっていた。厳密に言えば母がマイケルジャクソンに傾倒していたのもあって、彼の曲は聞いていた。しかし意味はわかっていなかった。洋楽を聴くものの、役割としてはインストだった。私は曲から多くの情報を与えられると混乱する。歌詞の意味、メロディ、テンポの変化これらがまとまってくるのに耐えられない。とくに歌詞があるものはしんどいからインストに逃げた。そんな感じ。

こんな私がその後にハマったものが何かわかる方は少ないのではないか。まず、東方Project の二次創作の音楽である。これはインストを聞いているうちに東方の原曲に行き着き、そこからアレンジへと移っていったからである。J-Popにはインストは少なかったように思う。少なくとも当時はインストとボーカルの違いなど考えていなかったからそもそも日本産のインストを知る機会が少なかった。インストとボーカルのあいのこのような曲が多かったためこのジャンルにはしばらくとどまった。その後今でも聞くくらい好きな曲を見つける。それが『宇宙のこども』 である。明るい雰囲気なのにメランコリックな歌詞。淡々と流れていくような雰囲気。この組み合わせががすきだった。この曲はHalozy のCDに入っているが作曲者<アレンジ者>はアサヒさん、ボーカルはエマルさんである。調べてみると彼らのユニットがあるらしいではないか。それがmacaroomだ。最近では知久寿焼とコラボしてCDを発売したことで注目を集めた。もし興味があれば公式のYoutubeでも覗いてみて欲しい。彼らの作る曲の歌詞は初見から聞き取れないものがある。少なくとも私にはそうなのだが、その上歌詞は散文的である。これは曲の情報量に圧倒されてしまう私にとっては都合がいい。自分の好きなように情報量を調整できるからだ。そんなわけで私は今、macaroomにはまっている。知ってからもう3年くらいになるが、今でも好きだ。歌詞の入っている曲は彼らのもの意外は洋楽しか聞かない。洋楽を聞いているのは日本語に比べて瞬間的に入ってくる情報量が少ないからだ。

次にMaxCooperだ。彼の曲は基本インストで、人声は出ても楽器としての役割が大きい。やはり入ってくる情報量が少ないから、好きだ。それと電子音楽と民族的な音楽を混ぜたような曲調の曲も多く面白い。最近になって聞き始めたが、Oder from chaos にはお世話になっている。気分を落ち着かせるとき、平常状態に上げるときの両方につかっている。ありがたい。

これらの音楽をどこで知るか。Youtube のおススメ機能の役割は大きい。自分から何か新しいアーティストを見つけるにしても、Youtube などのツールに頼る他ないだろう。今後の技術に伴い、どのような曲を私が好きになるのか。これは非常に興味深い。もしかしたら、こてこてのJ-Popを好きになる日も来るかもしれない。いや、ないな。

具合が悪いときはろくな文章がかけない。よくわかった。